テクニカルトピックス

【2024.9.10】AuthControl Sentry (Swivel Appliance)v4.2.1の既知のバグについて

 AuthControl Sentry v4.2.2のリリースノートを確認すると、下記のように、v4.2.1のいくつかのバグの修正が含まれています。
・ User Exist API fix
・ API Improved Error Response
・ Database Pooled Connection Error
・ Fixed User Sync Crashing due to license limit
・ Append PIN option not copied to TOTP on upgrade
・ Fixed issue with OATH and MobileApp
・ API locked policy

 詳細は下記ページをご参照下さい。
 https://docs.swivelsecure.com/4.1/html/releaseNotes.html#authcontrol-sentry-4-2-3-7136

 このうち、お客様の運用に非常に大きな影響を与える可能性のある「Fixed User Sync Crashing due to license limit」についてご説明いたします。

 これは、AuthControl Cloud(Swivel Cloud)やAuthControl Sentry(Swivel Appliance)に登録されたユーザがライセンスの上限に達した場合、「User Sync」機能が効かなくなってしまうため、実質、ユーザを削除することも追加することもできなくなってしまう障害です。
 この障害が発生しても登録済ユーザの認証は問題なく行えますが、ユーザの追加/削除ができなくなってしまうため、お客様の運用に非常に大きな影響を与えてしまいます。
 このバグは、弊社が確認している限りでは、v4.2.1でのみ発生します。
 また、バージョン情報や、ユーザライセンス数と登録済みユーザ数は、管理画面のトップページから確認することができます。(下図)


 ユーザライセンス数は「Licensed users」で、登録済みユーザ数は「User accounts」で確認できます。

※回避方法と発生してしまった場合の対策
 v4.2.1をご利用のユーザがこのバグを避けるためには、ユーザ数がライセンスの上限に達する前に、不要ユーザの削除等のメンテナンスを行う必要があります。
 または、v4.2.2以降のバージョンへのアップデートを実施する必要があります。

 万が一、ユーザ数がライセンスの上限に達してしまった場合、一時的に、登録済みユーザ数を超えるライセンスを発行し、適用する必要がありますので、お手数ですが、速やかに弊社のサポートデスクまでご連絡をお願いいたします。

 ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。