MS Entra ID(旧Azure Active Directory)傘下のWindows端末にAuthControl DesktopをインストールしてSwivelによるOTP認証でログインを行う環境において、ログイン時にユーザ名として、ドメイン名指定を行いたくない場合の設定例について、以下にてご説明いたします。
◆AuthControl Desktopの設定
◆SwivelサーバまたはSwivel Cloudの設定
Server>AgentsでAuthControl Desktop用に作成したエージェントを選択します。(下図では、「Windows」という名前のエージェントを作成しています。)
もし、Windowsログイン時にユーザ名としてメールアドレスを使用したいような場合、この画面の「Allow alternative usernames:」(代替ユーザ名を許可する)を「Yes」と設定し、「Alternative username attributes:」(代替ユーザ名属性名)に代替ユーザ名として使用したい属性名(ADのAttribute名)を指定して下さい。
下図の例では、通常のユーザ名だけでなく、「mail」属性名でもログインできるように設定しています。
なお、このように「mail」属性名でもログインできるように設定する場合には、上述のAuthControl Desktopの設定において、「Ignore Domain Suffix」のチェックを外しておきます。
以上となります。
最近では、Azure環境と連携したシステム設定を求められるケースが増えておりますので、この記事がお役に立てることを願っています。
なお、SwivelのWindowsログイン認証環境では、AuthControl Desktopの設定とサーバ側の設定によって様々な動作設定が可能になります。上記以外にもご要望・ご質問等ございましたら、遠慮なく弊社サポートデスク(support@securitystrings.com)までご連絡いただきますようお願いいたします。