テクニカルトピックス

【2024.4.9】Swivel Appliance / Swivel Cloudからメール送信できない場合のチェックポイント

 Swivel ApplianceやSwivel Cloudの8080ポート管理画面の「User Administration」メニューから、下記のサポートメールをユーザに対して送信することができます。

◆Send String

 これは、認証用のTURingイメージのテキストデータを送信する機能です。何らかの理由により通常の認証ができなくなったユーザに対して臨時に認証用データを送信することができます。
メールの内容は設定によって変更できます。

◆Resend

 これは、ユーザアカウント作成時に送信されるウェルカムメールをユーザに対して再送することができます。
ウェルカムメールの内容は設定によってカスタマイズできますが、通常は、ユーザの認証情報や、Mobile Appの案内等を入れます。

◆App Provision

 これは、Mobile Appのプロビジョニングを行うためのQRコード等をユーザに対して送信することができます。
 このメールもカスタマイズできますが、デフォルト設定時に送信されるメール内容は下図の通りです。

 これらの機能を使用する場合、必ず実施しなければならないのはメールの設定です。
 この基本的なメール設定については、下記のページ等をご参照下さい。
 https://www.securitystrings.com/resource/sw_tech/20231010.html
 https://kb.swivelsecure.com/w/index.php/New_SMTP_Transport

 これらの設定以外に、下記の設定が必要になります。(こちらの設定が一般的に漏れがちになるので注意が必要です。)

 管理画面の「Messaging > General」メニューで、「SMTP」をクリックします。

 次に、「Strings Repository Group:」と「Alert repository group:」のプルダウンメニューから、メールを送信したいユーザが定義されるリポジトリ・グループを選択して設定します。
 「Strings Repository Group:」は認証時にメールを送信するグループ、「Alert repository group:」は管理者等からのアラートメールを送信するグループを指します。

 例えば、各種メールを送信するユーザグループが「SwivelImage」の場合、下図のように設定します。

 この「Alert Repository group」を正しく設定していないと、前述した各種メールの送信ができませんので、ご留意下さい。
 もし、「全ての設定を正しく行ったのにメールの送信ができない」といった事象が発生した場合には、この設定を再確認することも有効な対策の一つです。