AuthControl Desktopの「Allow Offline Authentication」を「If Sentry Not Available」または「Always」に設定すると、Windows PCがオフラインの場合でも、Swivel Server/Cloudによるワンタイムパスワード認証を行うことができます。
この機能は、最初のログイン時に、そのユーザが今後使用するべきOTC(ワンタイムパスワード)を99個端末にダウンロードし、暗号化した上でキャッシュすることで実現しています。
「Allow Offline Authentication」が「If Sentry Not Available」に設定されている場合には、Windows PCがSwivel Server/Cloudと通信できなかった場合に、保存しておいたOTCを使用します。
「Always」に設定されている場合には、常時端末に保存しておいたOTCを使用し、全てを使い切ったときにSwivel Server/Cloudと通信し、新たなOTCをダウンロードした上でローカル認証を行います。
この時、
(1) オンライン認証
(2) PC再起動
(3) オフライン認証を選択して認証
の手順で認証を行った場合、オフライン認証に失敗する場合があります。
これは期待された動作ではなく、バージョン 5.6.3に存在する既知の問題となります。
この不具合に関してはKnowledge Baseの下記ページに記載しています。
https://kb.swivelsecure.com/w/index.php/Windows_Credential_Provider#Downloads
この問題に関しては、キャッシュされた認証情報の暗号化に使用されるシークレットの復号化に問題があり、再起動後にオフラインモードが機能しなくなる可能性があることが指摘されています。
解決策は、バージョン5.6.4以降の新しいバージョンにアップデートすることです。
現時点での最新は5.7ビルドである5.7.30となります。(上記Knowledge Baseのページからダウンロードいただけます。)
しかしながら、もしお客様が、オフライン認証機能を使用し、かつバージョン5.6を使い続けたい場合には、5.6.10以降にアップデートしていただきますようお願いいたします。