テクニカルトピックス

【2022.2.8】A/A構成においてCSVまたは手動でユーザメンテナンスを行う場合の留意点

 Swivel Applianceの一般的な構成の一つである、A/A x 2 (Front A/A Appliance+DB A/A Appliance)の構成において、AD等との同期ではなく、管理者・ヘルプデスクが手動でユーザの登録・削除等のメンテナンスを行う場合、その運用に制限事項がありますので、該当するお客様は下記内容についてご留意下さい。
(シングル構成をお使いのお客様や、AD等のディレクトリサーバと連携されているお客様は該当しません。)



 Swivel Appliance (オンサイトシステム)では、「User Administration」メニューから1ユーザずつ追加・削除を行ったり、CSV/XMLファイルを使用して複数のユーザを一括して追加・削除を行うことができます。



 また、Swivel Applianceには、MySQL(SGL5)とは別に、「Repository.xml」というファイルがユーザの内部管理用に存在します。



 手動でユーザ管理をおこなう場合、まずこの「Repository.xml」ファイルでユーザデータを管理し、確定後、「UserSync」をおこなうと、その内容をMySQL DBに書き込みます。
 各ApplianceのMySQL DBはReplicationによって同期されますが、このRepository.xmlファイルは同期しません。
 したがって、手動でユーザ管理をおこなう場合は、下図のようにユーザ管理を行ったApplianceのRepository.xmlにのみ、ユーザ情報が存在することになります。



 そこで、A/Aアプライアンス構成において、ユーザ管理を手動で実施する場合は、必ず毎回同じアプライアンス上で実施していただきますようにお願いいたします。
 また、Front ApplianceをDMZ等のInternetセグメントに配置する場合には、ユーザ情報を置くのは危険ですので、上図のようにDB Applianceでユーザ管理を行っていただきますようお願いいたします。