【ご挨拶】

桜の花が咲き誇り、暖かな春の陽気が心地よい季節となりました。新年度が始まり、皆さまにとっても新たな挑戦や目標が待ち受けていることでしょう。そこで先日読んだ『200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった、継続する技術』という面白い本をご紹介したいと思います。
人の習慣は94%身に付かない、では習慣化を成功させる3原則とは何でしょうか?
なぜ人は習慣化に失敗するのか。そして、どうすれば継続出来るのか,,, 200万人分のビッグデータから見えてきた、意外にもシンプルな3つの原則が紹介されています。本の著者:戸田さんも「筋金入りの三日坊主」で「子どもの頃の学習教材に始まり、何をやっても続かなかった」そうです。
データからどれくらい続かないかというと、ランニングを始めても、1日だけで終わる人がおおよそ半分、30日間続けられる人は100人中5?6人。94%は途中で挫折するそうです。ランニングだけではなく、走ることよりも負担が軽そうなストレッチでさえ85%の人は続かないそうです。(余談ですが、私は15年以上、毎朝入浴後にストレッチ、スクワット、体感トレーニング等を継続しています。)
だからこそ、習慣化できないが当たり前。そうした前置をした上で、200万人分のデータ分析から見えてきた3つの継続の原則について具体的な方法を交えて紹介されています。
第一原則:すごく目標を下げる
ここで重要なのが「すごく」下げるという点だと強調されています。人は何かを始める時、無意識に自分ができるレベルよりもずっと高い目標を立ててしまい、その結果こうした高すぎる目標設定こそが習慣化の失敗を招く最大の原因とわかったそうです。
第二の原則:動ける時に思い出す
行動のタイミングを賢く選ぶことが重要だそうです。せっかく思い出しても行動できないというのは、継続の大敵。思い出したタイミングですぐに行動できる状態を整えておくことが重要です。自分が動き易いタイミングを狙って行動する、自分の中でやり易いタイミングを持っておくとうまくいき易いそうです。
第三の原則:例外を設けない
恐ろしいことに、一度でも例外をつくってサボってしまうと、70%の人が二度と再開できないことがデータから判明したそうです。しかも一度サボると、その後何とか復活して頑張っても、結局は挫折しやすくなるのだとか…
挫折を防ぐためには、たとえ小さな行動でも、毎日必ず何かを実行することが大切。「やる」「やらない」の二択ではなく、「少しだけやる」という第三の選択肢を持っておくことが継続の道をつなくのだそうです。
新年度に立てた目標や挑戦に対して、この3つ原則を念頭において共にチャレンジを継続して前進していきましょう!
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