【ご挨拶】

少しずつ暖かくなり春らしさが感じられる頃となりました。皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
3月末は年度末ということもあり人事異動等賑やかになる季節ですね。以前、「人生の転機に響いた、スティーブ・ジョブス最後のアドバイス」という記事を読んだことを思い起こします。
Geomagicの創業者で、Tech業界のパイオニアであるピン・フー氏は、スティーブ・ジョブス氏が2011年に亡くなる少し前に、そのベッドサイドに呼ばれたそうです。ジョブズ氏は、パラマハンサ・ヨガナンダ氏の著書『あるヨギの自叙伝』をフー氏に渡して(この本は、ジョブズ氏の葬儀でも参列者に配られました)、彼女の手を握って言ったそうです。「どれだけ成功しても、どれだけ最高の存在になろうとも、いまの私には何の意味もない。家族と過ごす時間、子供たちと過ごす時間がもっとほしい。私がほしいのはそれだけだ。私の二の舞にならないようにね。」
フー氏がジョブズ氏と出会ったのは2001年。フー氏がノースカロライナ州モリスビルで、3Dソフトウエアプロバイダー、Geomagicを設立した5年後のことだったそうです。(この設立でフー氏は2005年にEntrepreneur of the Yearに選出されました)2013年にはソフトウエアエンジニアリング会社の3D SystemからGeomagicを買収したいとの申し出があり、最初はフー氏もそれを断ってCEOとして留まりたいという誘惑に駆られたそうですが、ジョブズ氏の言葉を思い出し「手放すことを決断」して、それが「人生の大きな転機」だったと述べています。その後フー氏は、3D Systemsの最高アントレプレナー責任者、触覚センサーメーカーGelSightの会長になり、オバマ大統領(当時)の顧問にもなっています。
そんな彼女が変化を受け入れ、会社を手放すことで学んだ教訓3つをご紹介したいと思います:
- ビジネスプランの見直しは恐れない
- 自分のキャリアの道は「好きなこと」で切り開く
- 私生活の路線変更も大事
フー氏は数々の激動を経験し、その対処法を模索したそうです。そして自分自身に毎日、自分は今日、家族に、友人に、同僚に、自然に、あるいは自分が暮らす街に、何か貢献できたであろうかと自問するようになったそうです。大きなものでなくても良い、でも、いくつかの問いにイエスと答えられたら、その日は満足のいく1日だったと感じられるようになったそうです。
多くの方にとっては3月は年度末、一番忙しい季節ですね。三寒四温の時節柄、ご自愛ください。
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