【ご挨拶】
早いもので桜の開花予報が聞かれる頃となりましたが、皆様ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、幸福な人生、グッドライフ、を送るために必要なものは何だと思いますか?2000人以上の人生を84年かけて調査した米国ハーバード大学の本が話題となっています(「The Good Life - 幸せになるのに、遅すぎることはない -」ロバート・ウォールディンガー、マーク・シュルツ(著))。
1938年に被験者724人から始まった桁外れの科学研究プロジェクトは、米国が世界恐慌から懸命に抜け出そうとしていた時期にボストンで始まりました。非常にタイプの異なる二つの若者集団を対象にしていて、一方の被験者はハーバード大学に通う268人の学生。もう一方の被験者はボストン都心部に暮らす少年456人で、問題の多い最貧困地区で育ちながら非行に走っていない人たちでした。著書の中では、匿名で当事者たちのリアルな人生が語られています。その時の選択や決断によってその後の人生が大きく変わった経験や、毎日平穏な日々を長年送ってきた人たちが人生を振り返ったときに感じたことなど、フィクションではなく人それぞれの人生がまるで映画のように描き出されています。
「ハーバード成人発達研究」をもとにしたこの史上最長の追跡調査では、幸福、健康、長寿における最大のカギを握っているのは「よい人間関係」だということを明らかにしています。本の中では、重要なのは人間関係の「質」と「ポジティブ」な関係であり、社会的成功や大金を手に入れれば幸せになるものではないと繰り返し綴られてます。そして幸せな人生は、今ここで、すぐに始められるとも語っています。
今後も引き続きお客様、パートナー様と良好でポジティブな関係を継続・維持し、社会貢献出来るように私自身も心新たにした次第です。
年度末でご多用かと存じます、体調を崩されませんようご留意ください。
|