【ご挨拶】
秋が深まり、紅葉の美しい季節がやってきましたね。新たな季節を迎えると、私たちも新たな気持ちでスタートを切ることが出来ます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
阪神タイガースが1985年以来、38年ぶり2度目の日本一に輝きました。岡田監督の卓越したチームマネージメント力、采配力が見事でした。
「選手に対して勝つための野球を浸透させたこと」、これが今年の岡田監督の大きな功績ではないでしょうか。これまで打者は打率で評価されていましたが、岡田監督はファアボールで出塁することも年棒査定でプラス評価するように球団に働きかけ、つまり打率だけではなく出塁率も大事だという当然のことを浸透させました。結果、1番打者の近本、2番打者の中野は2022年シーズンより格段にファアボールが増え、やればできるという事を証明しました。また「当たり前のことを当たり前にやったら結果が出るだけやんか」と強調し、「ファアボールを出さない」「取れるアウトは確実に取る」と基本に忠実なプレーを繰り返し説き、リーグ最小失点のチームを作りあげました。更に岡田監督は「怖い親父」という雰囲気を醸し出し、ベンチ内に一定の緊張感を保ち、だらけることがなく、たとえ劣勢でも試合終盤に見せ場を作ることが増えたことによってチーム全体としての士気力アップと一体感へとつながったのではないかと思いました。
大の巨人ファンの私にとって、阿部新監督が来年度どのようなチームマネージメント、采配をするのか今から気になるところです。「怖い兄貴」が「怖い親父」にどのように対峙するのか、来年度勝てる組織の有り様が楽しみです。
さて、11月は感謝の月とも言われています。感謝の気持ちを忘れず、日々を大切に過ごしていきましょう。どうぞ、素敵な11月をお過ごしください!
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