この度の九州、中国地方の記録的大雨により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
【ご挨拶】
海開きや山開きの季節となりましたが、皆様お健やかにお過ごしのことと思います。いつも弊社メルマガをお読みいただき、誠に有難うございます。
リッキー・ファウラーをご存知でしょうか? US PGAのプロゴルファー、母方の祖父が日系2世でミドルネームは「ユタカ」。3歳からゴルフを始め、アマチュア時代には世界ランク1位の座を36週保持し、2009年にプロに転向し、2019年に5勝目を飾って以降は長く不審が続き、先日”ロケットモーゲージクラシック”で4年ぶりの復活優勝を遂げました。
これまでメジャー大会では優勝に迫りながらも惨敗を繰り返し、2014年はメジャー4大会全てで優勝争いを演じた末、いずれもトップ5に終わっています。自分の雄姿を目の前で見たことが無かった父と祖父のために勝ちたい、家族のため、難病と闘いながら懸命に生きている少年のため、災害被害を受けた人々のため、常に誰かのために勝ちたいと言ってきたリッキー。「だから勝てない」「優しすぎるアスリートは勝てない」と言われるようになりました。しかしリッキーは「誰かのためにゴルフをすることは許されないのか?それなら僕がプロゴルファーでいる意味はない。僕は常に誰かのために勝ちたいんだ」と言い返したそうです。スイングを変え、キャディーを変え、コーチも変えたが、世界ランクは下降の一途となり、最近はメジャー大会への出場資格獲得に四苦八苦状態でした。しかし、今年に入りようやく調子が上向き、7度のトップ10入りを果たしたことで世界ランクもトップ60にランクインしています。そんなリッキーが常に自ら水筒を持ち運んでラウンドしている姿を見たことはある方は多いかと思います。彼はラウンド中、人一倍、水を飲むそうです。それでたっぷりと水を入れた水筒を持ってラウンドに出る。その水筒は結構な重さになるそうです。それでリッキーは、ただでさえ思いゴルフバッグを担いでいるキャディーにさらなる負担をかけないため、ラウンド中は自分で水筒を持って歩いているそうです。そのようなプロゴルファーを見たことはありません。
アグレッシブなプレーとファッショナブルなウエアで脚光を浴びるファッションリーダーでもあり、最終日はいつも母校オクラホマ州立大学のスクールカラーであるオレンジ色を身につけるリッキー。2022-2023シリーズ後半、リッキーの更なる飛躍が楽しみです。
これから暑い季節が続きますが、皆様ご自愛ください。
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