【ご挨拶】
朝の寒さが身にしみる季節がやってきました。皆様におかれましてはご健勝のことと思います。
中東で初めての開催となったFIFAサッカーワールドカップ2022。1993年にカタールで行われたアジア地区最終予選では惜しくもイラクに敵わず「ドーハの悲劇」を経験しましたが、今回は強豪のドイツとスペインに快勝して新たに「ドーハの歓喜」という言葉が生まれ日本中が熱狂しました。監督や選手たち、スタッフたちの新しい景色を追い求める姿勢にどれだけの人が心を動かされたことでしょう。残念ながらベスト16で敗退した日本代表ですが、今後の益々の成長が期待されるところですね。そんな中、今回もまた世界中から注目されたのが日本人サポーターによる試合観戦後のゴミ拾いと代表選手たちが使用したロッカールームの清掃。ある外国人記者がゴミ拾いをしている日本人サポーターになぜゴミ拾いをするのかと尋ねたところ「当たり前」という返事が返ってきて「ATARIMAE」という言葉が最高の言葉として各国で訳されて多くの外国人のかたが感銘を受けたとされています。あるサポーターは「中田英寿元選手が、酷いファウルだったとしてもいつも立ち上がる選手に対して手を差し伸べると言っていました。外国でプレーをするときは日本を代表しているのだと話していました」と語ったそうです。また別のサポーターは「対戦相手にも敬意を示します」「勝っても負けても常に敬意がある」と伝えて日本ならではの武道の精神が理由にあるようだと外国人には感じられたようです。この素晴らしく恒例となった儀式は喜ばしいことに他国サポーターにも広がりつつあるとのことです。日本人が当たり前と思っている小さなことが世界で大きく評価されるのはとても誇らしいことだと思いました。Bravo!
少し早いですが、素敵なホリデーシーズンと良い年末年始をお迎えください。
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