【ご挨拶】
猛暑到来となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
安倍元首相が奈良県で選挙応援演説中に撃たれ、倒れてドクターヘリで病院に搬送されたというニュースが国内のみならず世界中を駆け巡りました。TV報道を観て、また海外在住の友人たちからも気遣う連絡があり、元首相の警護体制はどうなっていたのか、何故日頃から防弾チョッキを着用していなかったのか、日本の銃規制は大丈夫なのか等々疑問に感じました。日本は安心で安全な国だから、その様な心配は無用だったのでしょうか。
同じことがフィジカル・セキュリティだけでなく、サイバー・セキュリティにも言えるのではないでしょうか。以前にも記述しましたが、世の中には三つの坂があります。一つ目は「上り坂」、二つ目は「下り坂」、そして最後に「まさか」という坂です。皆さん、自分は大丈夫、自社は大丈夫、有名でもないし、大したデータを保有していない、と思っていませんか。しかし、インターネットには国境はなく、有名無名も関係なく、セキュリティホールのある箇所が狙われ、踏み台にされ、被害者ではなく、知らないうちに加害者になっている可能性が誰にでも起こり得るのです。ゼロデイ攻撃が多発する今、正にその「まさか」に備える必要があるのではないでしょうか。
不安定な天候が続き、コロナの感染者数も増加傾向にあります。皆様引き続きどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
追記:安倍元首相のご冥福を心よりお祈り申し上げます。このような悲しい事件が発生しとても残念に思います。
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