【ご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配にあずかり厚く御礼申し上げます。
本年も倍旧のお引き立ての程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年も天候に恵まれとても平穏な良い三ヶ日を過ごすことが出来ました。幸い茅ヶ崎では元旦に相模湾から登る初日の出と、初日の出の光を浴びた霊峰富士山の両方を拝むことが出来ました。
さて、私のお正月恒例行事と言いますと、箱根駅伝:2日往路第3区、3日復路第8区の応援です。今年も感染対策をして国道134号線で応援しました。結果は皆様ご存知の通り、青山学院大学の圧勝でした。2年ぶり6度目の総合優勝は圧巻でしたね。レース後の原監督のインタビューでは「自らを律するチームになれた」と、昨年主将の離脱でチームが崩れた反省から誰かに頼らない骨太なチームを構成できたと語っていました。また日頃のトレーニングでも、最近流行りの厚底シューズ対策で故障部位の変化を察知して、故障しにくくパワーとスピードを生み出せる体作りをしたことが勝因の一つではないかと述べていました。そこで大いなる疑問が、何故他大学では同様の対策が出来ないのだろうか。青山学院が初優勝したのが2015年、7年前です。その間、青トレ(青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ)の本は6万部以上を突破する勢いで売れました。スポーツを科学する姿勢が無く、旧態依然としたチーム作りとの差が歴然とした結果なのではないかと思わざるを得ません。
そのことは学生スポーツに限った話ではないようです。本年1月3日の日経新聞(朝刊)1面記事「成長の未来図」には、日本では熱意を持って仕事をする社員は5%。米ギャラップの調査では日本は最低水準、30%超の米国、20%前後の北欧諸国を大幅に下回るそうです。社員が仕事に情熱を持てずに企業は成長を望めるでしょうか。米グーグルの社内調査(10年前から実施しているそうです)では、生産性が高くイノベーションを生む職場とそうではない職場の要因は「心理的安全性」が影響する、つまり自由にものが言えたり組織に認められて安心感を覚えたりすることを指すそうです。グーグルは社員のパフォーマンスに関係するこうした要素を重視する仕組みを磨いてきたそうです。企業収益が低迷、企業不祥事が多発、社員の仕事への意欲を萎えさせ生産性も上がらない、、、そのような悪循環から抜け出す第一歩は挑戦が報われる仕組みを整え働き手のやる気を覚醒することから始まると説いています。
が、しかし、組織に依存することなく、青山学院大学駅伝チームのように、我々ビジネスパーソンも自分を律すること=自らが考えて行動に移し、目標に向かって努力をする。そうすると、一人一人が同じような責任感と使命感を持ち、組織=チーム全体が強化されると同時にチームとして一体感と達成感を得られることにつながるのではないでしょうか。年初、目標設定する時期かと思います。私も2022年On/Offの目標設定をしました。青学チームに負けないよう、今年も1年間完全燃焼・笑顔で快走する所存です。
新たなオミクロン株の影響も有り、またコロナ感染が拡大しまだまだ油断は出来ないようです。皆様引き続きお体ご自愛ください。
|