【ご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配にあずかり厚く御礼申し上げます。
本年も倍旧のお引き立ての程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は天候にも恵まれとても平穏な良い三ヶ日を過ごすことが出来ました。幸い湘南では元旦に相模湾から登る初日の出と初日の出の光を浴びた霊峰富士山の両方を拝むことが出来ました。
私の毎年のお正月の楽しみの一つに箱根駅伝応援があります。自宅前の国道134号線が往路3区/復路8区の区間、沿道で今年は蜜を避けひっそりとライブ応援しました。よく人生には3つの坂があると言います。一つ目は「上り坂」、二つ目は「下り坂」、そして三つ目は『まさか!』という坂です。その”まさか”という劇的ドラマが今年の箱根駅伝復路10区で起こりました。復路鶴見中継所で駒澤大学アンカー石川選手が襷を受け取った時は、誰もが3分19秒差で先を行く創価大学の総合優勝を疑わなかったと思います。しかし、その後誰もが予期せぬ展開が待っていました。なんと10区の残り2kmで劇的な逆転劇が起きたのです。駒澤大学:名将大八木監督の管理運営車から放たれた『男だろ!』という声に刺激された石川選手はまさに見事な走りで創価大の選手を追い抜き、そのまま快走し続けゴール! 改めて「何事も最後まで決して諦めてはいけない」、また逆に「何事もゴールするまで決して油断してはいけない」という教訓になりました。
さて話は変わりますが、昨年末に読んだ本の結びに、チベット仏教・法王:ダライ・ラマ14世が「世間の人間を見て、最も驚くことはどんなことでしょうか」というインタビューの質問に対して答えた言葉が紹介されていました:
『金を稼ぐために健康を害し、
今度は病を治すために、稼いだ金を使う。
将来の心配ばかりをして、現在を楽しむことをしない。
その結果、人々は現在にも未来にも生きていない。
あたかも人生が永遠に続くかのように生きているが、
真の意味での人生を全うすることなく死んでゆく』
新型コロナウイルスの感染防止対策のため、この一年、私たちの生活様式は大きく変わりました。対面する機会が少なくなり、オンライン会議、在宅でのリモートワークという新しいスタイルが定着してきました。皮肉にもそれだけコロナ感染症は時代を動かすパワーがあったということでしょうか。これまでの当たり前だったことが当たり前で無くなり、この新たな様式をこれからの当たり前と受け入れて前へ前へと前進していかなければなりません。
残念ながら新型コロナの感染は収束の気配がなく拡大し続けているようです。人生においていったい何が起こるのか(三つ目の坂『まさか!』)、誰も知らない未来に立ち向かうため、本当に必要なものは心身の健康を維持することではないでしょうか。今年一年、常にハイパフォーマンスで仕事・プライベイトにチャレンジするために、皆様引き続きお身体ご自愛ください。
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