【ご挨拶】

 秋も一段と深まり、寒さが身にしみる季節となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
今年も残すところあと2ヶ月となり、コロナで始まった今年は特に季節を感じることがなく時間が過ぎたような気がします。GoTo等で人の往来が活発になり、経済的には盛り上がりの兆しがありますが、その一方で感染が収まりを見せていないようです。

「長い人生にはなあ
 どんなに避けようとしても
 どうしても通らなければならぬ道
 というものがあるんだな
 そんなときはその道を
 だまって歩くことだな
 愚痴や弱音を吐かないでな
 黙って歩くんだよ
 ただ黙って
 涙なんか見せちゃダメだぜ
 そしてなあその時なんだよ
 人間としてものいのちの
 根がふかくなるのは」

相田みつをさんの『道』という詩が心に深く染みる今日この頃です。
これから寒い季節を迎えますが、皆様お体ご自愛ください。

【コラム】ワンタイムパスワードの仕組み、認証方式とそのメリットとは
  ワンタイムパスワードは、通常のパスワードよりもセキュリティが高いとコロナ禍リモートワーク需要で注目されています。では、どのような仕組みで本人認証を行うのか、今回はワンタイムパスワードによる認証の仕組み、パスワード生成、及びメリットに関して触れてみたいと思います。

1) ワンタイムパスワード=一度限りの使い捨てパスワード

 通常のパスワードは、一度設定したら継続的に使うことが出来ます。したがって、パスワードは厳重に管理する必要があり、流出した場合には悪用される危険性があります。
ワンタイムパスワードは、一度限り有効なパスワードで使い捨てパスワードです。ログインの度に毎回発行され、一度使用すると使えなくなり、他人に知られても悪用される危険性が低いのが特徴です。

2) ワンタイムパスワードの生成方式

 ワンタイムパスワードの生成方式は以下の3種類に大別されます:

2-1) 時刻同期方式
 タイムスタンプ方式、タイムシンクロナス方式、TOTP(Time-based One-Time Password)方式とも呼ばれます。ユーザがトークンを携帯し、そのトークンに表示されるワンタイムパスワードをインプットすることで本人認証をおこなく方式です。
表示されるワンタイムパスワードはユーザ/時間ごとに変化し、認証サーバ側は誰のトークンにいつどのような文字列が表示されるかと把握しています。一度表示された文字列は時間が経てば使えなくなり、ワンタイムパスワードとして機能します。

2-2) カウンタ同期認証
 カウンタ同期認証の仕組みは、トークン上に表示されるカウント数字とIDによって認証を行う方式です。具体的にはトークン状のボタンを押すことにより、ワンタイムパスワードの発行回数がカウントされます。そのカウント数字と利用する側のIDを認証するがわに送信することで認証が出来る仕組みです。時刻同期との違いは、時刻を利用するか、ワンタイムパスワードの発行回数を利用するかの違いとなります。

2-3) チャレンジ・レスポンス方式
 チャレンジ・レスポンス方式は、認証サーバ側から送られてくる文字列(チャレンジ)に対し、正しい計算結果(レスポンス)を返すことで認証する方式です。送られてくるチャレンジは毎回異なり、そのため使い捨てのワンタイムパスワードとして機能します。

3) ワンタイムパスワードのメリット

3-1) 不正アクセス防止
 ワンタイムパスワードは使い捨てであるため、使用後に第三者に知られても問題ありません。また、発行されるパスワードは意味のない文字列であるため、推測から特定される危険性も低くなります。そのため、ワンタイムパスワードは不正アクセス防止に有効な手段となります。

3-2) パスワードの管理負荷軽減
 パスワードの管理負荷は利用サービスが増える毎に大きくなります。負荷を減らすために同じパスワードの使い回しが発生し、セキュリティが脆弱なものとなります。そのためパスワードを定期的に変更することが義務化され、パスワードの管理負担は無視できないほど大きなものとなります。その管理負荷を強いられるのはユーザだけではなく、社員のパスワードをシステム担当者が管理する必要があり、システム部門の業務負担も増大します。ワンタイムパスワードであれば、その都度受け取ったパスワードを使い捨てるだけなので管理負担がありません。利用方法も簡単なので、ユーザビリティとセキュリティを両立することが可能です。

3-3) 低コストで導入・運用が可能
 高度なセキュリティを導入しようとするとコストをかける必要が出てきます。例えば、指紋等の生体認証を利用する場合、専用の高額な機器を導入しなければなりません。
しかし、ワンタイムパスワードは比較的低コストで導入可能です。その理由は、ワンタイムパスワードをCloud型で提供出来るため、設備投資があまり必要となりません。またワンタイムパスワード受信にトークンレス、若しくはスマホアプリを使用する場合、新たな危機を購入する必要もありません。

今回はワンタイムパスワードの仕組み、生成方式、及びそのメリットに触れてみました。ワンタイムパスワードは従来のパスワードとは違い、管理負荷が軽減出来、セキュリティが強固となるのが特徴で不正アクセス等に有効な対策です。導入の検討のご参考まで。
Windows Credential ProviderをSwivel Cloud環境で利用する際の留意点について

 Windows Credential Provider (AuthControl Desktop)を使用してWindowsログイン認証をSwivel Cloudで行う場合、Proxy経由でのアクセス時と、PINPad利用時における留意点をご紹介いたします。
 

→ 詳しくはこちら
 
AuthControl Sentry(Swivel Appliance)V4.1.1のリリースについて

 2020年11月または12月にAuthControl Sentry(Swivel Appliance)の新バージョン「V4.1.1」がリリースされます。
 V4.1.1では多くの既知の問題点や脆弱性に対応する予定ですが、現時点では正確なリリース日程と対策を行う問題点リストを入手できておりません。
 今回は、お知らせページのみ作成させていただき、情報が入手でき次第公開させていただきます。
 

→ 詳しくはこちら
【湘南通信】- 【番外編】長野県東御市:「コテージ Glass and Grass」 -

 湘南から軽井沢方面へは、圏央道が開通してからアクセスが更に良くなり、年間を通して日帰りや数日間の旅行へ良く出掛けるエリアです。海のある生活も大好きですが、雄大な山々を眺めながら森林の中で味わう澄み切った空気は、また一味も二味も違った魅力的な世界です。
 「コテージ Glass and Grass」は、長野県東御市(とうみし)の「千曲川ワインバレー」内にある1日1組限定の一棟貸しのコテージです。北アルプスや八ヶ岳連峰が見渡すことのできる田園地帯にあり、カリフォルニアのナパバレーで過ごしたコテージを彷彿とさせる外観とインテリア。車の音も人の声も全く聞こえてこない静寂の中で、ここは本当に日本なのか、時間さえも忘れてしまいそうになる別世界に惹き込まれます。保護犬たちを家族に迎えたオーナーのご夫妻は、自然と生き物とワインを愛する心優しいお二人。徒歩圏内には、人気のイタリアンレストランやこだわりの蕎麦屋さん、車で30分くらいのドライブで素敵なワイナリーが点在しています。コテージのすぐ目の前にも有望なワイナリーがあり、早朝から仕込みをしている風景が見えました。
コロナ禍で外出することや旅行へ行くことが気軽にできなくなりましたが、こちらは安心して過ごすことができる格別な場所です。
https://www.glass-and-grass.com/

*GoToトラベル対象宿
*ペットと宿泊可能
*ドラ割:2020信州めぐりフリーパス対象エリア内(2020年11月30日まで)
https://www.driveplaza.com/etc/drawari/2020_shinshu/
Copyright © 2020 Security Strings, All rights reserved.