【コラム】? 証拠としてメールを保持/保存するメッセージ・アーカイブとは ?
先々月はメッセージアーカイブの必要性、先月はバックアップとの違いをご紹介しました。そして最終回の今回はそのメリットをご紹介したいと思います。
実際にアーカイブのメリットは多岐に渡りますが、以下の様にまとめたいと思います:
1) コンプライアンスの強化
不正行為の証拠となるメール/メッセージの履歴を消去出来ないので、不正の抑止効果が期待出来る。万が一、情報漏洩などの犯罪事件が発覚した場合、メール/メッセージ・アーカイブから検索・提出することで、漏洩経路の特定など、捜査へのスムーズな協力が可能となる。
2) 訴訟から自社を守る
民事訴訟などに対して、裁判所からメール/メッセージの開示請求をされることがあります。メール/メッセージ・アーカイブからのメール/メッセージ・データは自社の主張や潔白を証明する時に「証拠」として扱われ、訴訟リスクを軽減することも可能となる。
3) 業務上の重要なメール/メッセージの確認
「納期を過ぎても品物が届かない」「発注書に記載したしようと製品が異なる」などのトラブルが発生した場合、交渉過程でやり取りしたメール/メッセージにより、事実関係を確認することが出来る。個人にメール/メッセージの保存を義務付けるよりは、全社で強制的に保管することで、リスク管理を強化することが出来る。
4) 不適切なメール/メッセージ利用の抑止
全てのメール/メッセージが保存されていることをアナウンスをすることで、利用者のモラル向上を期待出来る。重要な情報の流出は勿論、業務時間中の私用メール/メッセージの抑止も出来る。
5) 運用コスト削減
メール/メッセージ・アーカイブの採用により、高速で効果なメール/メッセージ・サーバでデータを保管せず、Cloudサービスなどを利用し運用コスト削減が出来る。
メール/メッセージの利便性を確保するためにも、メール/メッセージ・アーカイブの導入検討をお薦めします。
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