春陽の候、皆様におかれましては益々のご健勝のこととお慶び申し上げます。

「時を待つ心」(松下幸之助 「道をひらく」PHP研究所より抜粋)
何ごとをなすにも時というものがある。時、それは人間の力を超えた、目に見えない大自然の力である。いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。いかにあせろうと、時期が来なければ事は成就せね。冬が来れば春はま近い。桜は静かにその春を待つ。それはまさに、大自然の恵みを心から信じきった姿といえよう。
悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。あせらずあわてず、静かに時を待つ。時を待つ心は、春を待つ桜の姿といえよう。だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えている。たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう。
時を得ぬ人は静かに待つがよい。大自然の恵みを心から信じ、時の来るを信じて、着々とわが力をたくわえるがよい。着々とわが力をたくわえる人には、時は必ず来る。時期は必ず来る。
待てといわれればなおあせるのが人情である。だが、自然の理はわがままな人情には流されない。冷たいのではない。静かに時を待つ人は、暖かい光を注ぐのである。おたがいに時を待つ心を養いたい。

「何としてもやり遂げようという“強い思い”」でビジネスに臨み、今年度も精進したいと思います。
今後とも皆様からのご指導、ご鞭撻のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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【コラム】

弊社のパートナー様:NRIセキュアテクノロジーズ(株)さんから「INFORMAITON SECURITY REPORT 2015」及び「Cyber Security Trend - Annual Review 2015 -」がリリースされ、早速1部づついただきました。
このReportは「企業における情報セキュリティ実態調査」を2002年以来、同社が毎年実施し今回で14回目になるそうです。

「INFORMAITON SECURITY REPORT 2015」の内容を拝見しますと:
1) 予算&人材
 -> 投資額は増額基調も人材獲得・育成に課題
2) セキィリティ戦略
 -> サイバーセキュリティリスクの顕在化が対策を後押し
3) 第3のプラットフォーム&新技術
 -> クラウド利用増加もルール整備不十分
4) サイバーセキュリティ
 -> 事前対策の訓練、事後対策のインシデント対応強化を重視
5) グローバルガバナンス
 -> 本社からの距離および出資比率がセキュリティ統制に影響

予算は増加傾向にある、しかし、その投資を全うするためのセキュリティ人材が不足、またトップマネイジメントの理解も不足し多くの企業でCISOが設置されていない。
人材不足からかヒューマンエラーによる事件・事故が増え、また同時にサイバー攻撃の事件・事故も台東。そのような背景からか情報システムの種別に関わらずクラウドサービスの利用が増えるも、その利用に当たってのルール整備が進んでいない。また本社機能からはなれるほど、セキィリティ統制もとれていない傾向にある。
といった昨今の状況が如実に反映した内容になっています。

また、「Cyber Security Trend - Annual Review 2015 -」の内容を拝見しますと:
1) ヒトに対する脅威
 -> 役員の標的型メール開封率は従業員の1.5倍
2) システムに対する脅威
 -> 脆弱性は情報公開当日から悪用される
3) システムマネイジメント
 -> 企業が管理できているWebサイトは半数にとどまる
4) PCI DSS
 -> 外部攻撃に対してPCI DSS基準を満たしたシステムは3割

このレポートで面白かったのが、”開封率だけでは見えない本当の開封理由”です。
標的型メール訓練にて、メール開封者へアンケート調査を行い、開封理由を分析した結果が出ていました。
開封者の6割の人がなぜ標的型メールを開封したかというと:
a) 正しいと誤認した (41%)
b) 訓練と思ったが気になった (15%)
c) 判断せず添付ファイルはすべて開く (13%)
d) 不信なので自分で確認した (11%)
上記Reportのセキュリティ人材不足という指摘もありましたが、この結果からトップから一版従業員に至るまでIT(セキュリティ)教育/訓練、ルール/対応手順の整備が急務かと思います。

非常によくまとめられたレポート内容です。皆様も是非ご一読されてはいかがでしょうか。
http://www.nri-secure.co.jp/security/report/2015/analysis.html

V3アプライアンスの留意点(1)

昨年、Swivel アプライアンスの新バージョン(V3アプライアンス)がリリースされ、国内においてもおかげさまで多数の実績ができてきました。
そこで、実際の構築の現場で発生したV3アプライアンスに関する留意点について今月から数回に渡りご紹介させていただきたいと思います。
第1回目は、V3アプライアンスにおける時刻同期に関する留意点です。

→詳しくはこちら
Global Relayの新機能およびGartner最新レポートのご紹介

先日、Global Relay社より最新のGartnerレポートと、近日リリース予定の新機能が発表されました。
今月は、そのニュースリリースの内容についてご紹介させていただきます。

→Global Relayの新機能のご紹介はこちら
→Gartnerレポートのご紹介はこちら
 
【湘南通信】 鎌倉3大洋館

古都鎌倉と言えば寺院仏閣で有名ですが、実は明治時代に建てられた洋館があるのをご存知でしょうか。
鎌倉の3大洋館と云われているのが「鎌倉文学館」、「古我邸」、「旧華頂宮邸」だそうです。

先ず「鎌倉文学館」。
江の電「由比ケ浜駅」より徒歩10分弱のところにあります。鎌倉ゆかりの文学(特に鎌倉文士)をテーマにした資料館。もともとは、加賀百万石 前田家の鎌倉別邸でした。洋館は相模湾を見下ろす谷戸の中腹に建っています。(テラスから由比ケ浜を望むことが出来ます。)重要文化財のレトロな造りが人気を呼んでいるそうで、中に入ると当時の様子がうかがえます。
資料館としての展示物は鎌倉文士のほか、鎌倉に縁の深い文豪(川端康成、夏目漱石、三島由紀夫、与謝野晶子など他多数)の著書や直筆の原稿、愛用品などです。明治以降、鎌倉に多くの文豪が住まわれていた事実に驚きました。そして、洋館の前に広がる庭園も人気で、毎年春/秋のバラのシーズンには大勢の人が訪れるそうです。

次は「古我邸」。
鎌倉駅より徒歩約5分。紀伊国屋の近く。三方を山に囲まれ、木々の中に凛と佇む「古我邸」は1916年(大正5年)築造で、2014年まで約100年間非公開でした。浜口雄幸や近衛文麿など歴代首相の別荘として使われていたそうです。
2015年春にフレンチレストランとしてオープンし、一般人でも利用できる様になりました。ランチ・ディナーの他、カフェとして利用することも可能です。レストランは要予約。

最後は「旧華頂宮邸」。
竹林で有名な報告寺の先に「旧華頂宮邸」があります。緑深き谷戸にあるこの洋館は、1929年(昭和4年)、華頂博信侯爵邸として建てられました。国の登録有形文化財にも指定されており、普段は館内を見学することができませんが、春と秋に一般公開されるそうです。
報告寺で竹林と抹茶を楽しみ、それから旧華頂宮邸に足を延ばしてはいかがでしょうか。

鎌倉といえば神社仏閣巡りでしたが、洋館巡りも楽しいです。3大洋館は駅から徒歩やバスですぐなので、半日もあれば回ることができます。鶴岡八幡宮前の参道も桜の植え替えと舗装工事が終了し、リニューアルされきれいになりました。ゴールデンウィークに行ってみてはいかがでしょうか。