テクニカルトピックス

【2025.2.12】Global Relayアーカイブのデータ堅牢性について

 Global Relayアーカイブサービスは、1999年のサービス開始依頼、お預かりしたデータを紛失・流出等した事例は一件も発生しておりません。
 その主な理由について以下にてご説明いたします。

◆データの多重化
 Global Relayアーカイブでは、カナダの西海岸と東海岸にある自社データセンターを、アーカイブ専用DCとして利用しています。
 お客様サイトから受信したデータは、それぞれのプロセス毎に、これらのデータセンタに保管されます。最終的には、各データセンタに二重化して保管し、さらにメインのデータセンタではWORMメディア (Write Once Read Many;一度書き込むと上書き/削除はできなくなるメディア)にバックアップを取っています。
 したがって、アーカイブデータは最終的に五重化して保管されていることになります。



◆データの暗号化
 上述の各データセンター内のメールデータやインデックスデータはAES/3DES の二重暗号により厳重に保全しています。

◆厳格な運用
 Global Relayでは、SAS70 TypeⅡ対応した厳格なデータアクセスを含む運用を行っています。
 SAS70は、米国公認会計士協会(AICPA)が定めた、アウトソーシングサービスなどの受託業務に関する内部統制を評価するための監査基準です。TypeⅠ/Ⅱの違いは以下の通りです。
・タイプⅠ:その時点における内部統制の設計の有効性を評価
・タイプⅡ:タイプⅠに加えて一定期間における内部統制の運用の有効性を評価
 したがって、タイプⅡでは、定期的な監査を行っているため、設計のみならず、日々の運用が正しく実施されていることを検証しますので、より安心・安全な運用であると評価することができます。

◆データセンターのセキュリティ
 Global Relayアーカイブで使用しているデータセンターと、日本国内の一般的なデータセンターの比較を下表に示します。



 また、データセンタがあるカナダは、EUから最初に、データ保護に関する法整備を評価され、認定された国です。これにより、GDPRに対応可能なデータセンタとなっています。(米国/日本のデータセンタは対応不可となります。)

 このように、各方面からデータの堅牢性を確保しているGlobal Relayアーカイブサービスは、1999年にサービス提供を開始し、現在までに全世界で40,000社以上の実績があり、8言語90カ国以上でサービスを提供しています。
 このような大規模な実績がありながら、データの紛失・流出等した事例は一件も発生していません。

 Global Relayアーカイブサービスをご利用のお客様は安心してご利用いただければと思います。