テクニカルトピックス
【2024.7.9】Cisco WebEXによるコミュニケーションデータをアーカイブするためのコネクタのご紹介
「Global Relay Connector for Cisco WebEx」をリリースいたしました。
これは、Webexにインストールすると、Webex上でやり取りされる全てのコミュニケーションデータをキャプチャし、Global Relayアーカイブに安全に転送し、リアルタイムにアーカイブを行うためのソフトウェアです。
このソフトウェアを使用すると、Webex上でやり取りされる下記のデータを全てGlobal Relayによってアーカイブすることができるようになります。
- チャットとチャネルの会話(会議中のチャットを含む)
- ファイル、添付ファイル、GIF を含むすべてのチャット内データ
- チャット参加者の概要
WebexをGlobal Relayによるアーカイブを行う場合の差別化ポイントは以下の通りです。
- 会議やWebinarの録画(音声と動画)、トランスクリプト、クローズドキャプション、会議中のチャットをコンプライアンスに準拠してキャプチャしアーカイブします。
- オープンコネクタ内でのデータの拡充と変換により、スレッド化されインデックス化された構造化されたメッセージが生成され、eDiscoveryのターゲティング、分析、AI分析が向上します。
- キャプチャされたデータは、迅速な検索と取得のためにGlobal Relayアーカイブにルーティングできます。
- Webex グループ経由でターゲットユーザを特定し、必要なユーザーによるアクティビティのみをキャプチャすることも可能です。
- 企業のメールアドレスから参加者のエイリアスを自動的に入力できます。
もちろん、アーカイブされたデータは、Global Relayの下記の優れた機能により、内部監査等に利用することが可能です。
- Cisco Webex Teams データを、他のすべての電子通信、音声、ビデオ、チャット、ソーシャル メディア、取引データ、ファイルと調整して統合し、アーカイブすることで、効率的な監査環境をご提供いたします。
- WORM 準拠ストレージを使用して、すべてのアクションの自動監査証跡を含む改ざん防止レコードを作成し、安全に保存します。
- 誰が、いつ、誰に何を言ったかを完全に把握します。
- 動的な AI モデルと参加者ベースの分類によりデータを充実させます。
- 数秒ですべてのデータに対して高度な検索を行うことができます。
- プライベート ワークスペース (Functions) を使用して、法務、コンプライアンス、セキュリティ、ビジネスの各チームにデータへのアクセスと分析の権限を与えます。
- 高度な分類と AI、ケース管理ツール、タイムライン、データの視覚化を使用して、eDiscovery と早期のケース評価を合理化します。
- 監視モニタリングと AI 対応の行動分析を使用してポリシー違反を検出します。
- AI モデル、分類、柔軟なポリシーを使用して、従業員のコミュニケーションを効率的に監視します。
- メッセージのスレッド化により、文脈に沿った会話を確認できます。
なお、このソフトウェアを利用するためには、Global RelayおよびWebexの有料ライセンスをご購入・保持されていることが前提となります。
また、ソフトウェアのインストールや設定は、弊社にてサポートいたしますので、ご興味がおありの方は、弊社までご一報いただきますようお願いいたします。