テクニカルトピックス

【2019.6.4】GlobalRelay導入時に確認しておくべき内容について

 GlobalRelayアーカイブの最新バージョンである「A10」(Archive 10)では、お客様の社内にDirectory Syncを導入し、社内のDirectory SyncとA10のIDを同期させることができます。
 現在はこれが一般的な構成をいうことができますが、事前にわかっているとよりスムースに導入できる内容についてご説明させていただきます。

 下表が導入時にヒアリングさせていただくヒアリングシート(原文)です。

 この表の要約は下記の通りです。 日本のお客様には、弊社のサポートデスク等から下記の内容を確認させていただきます。

(1) お客様のDirectoryの仕組みに最も近い構成は下記のどれになりますでしょうか。
・Microsoft Active Directory - Single Domain
・Microsoft Active Directory - Multiple Domains with Lightweight Directory Services
・Microsoft Active Directory - 「Microsoft Global Catalog」を使用したMultiple Domain
・Microsoft Active Directory - Multi-Domain Resource Forest

(2)ADサーバのバージョンは下記のどちらになりますでしょうか。
・Windows 2012 R2 64 bit
・Windows 2016 R2 64 bit
・Windows 2008 R2 64 bit

(3)使用されている場合、Exchangeサーバのバージョンを教えていただけますでしょうか。
・Exchange server 2007
・Exchange server 2010
・Exchange server 2013
・Exchange server 2016

(4)Directory Syncをインストールするマシン(Directory Sync Client)について(Yes or Noでお答え下さい)
・Directory Sync ClientからGlobalRelay(クラウド)への外部通信にプロキシが必要ですか。
・Directory Sync Clientからドメインコントローラへの認証は必要ですか。
・Directory Sync ClientからドメインコントローラへのTLS接続が必要ですか。

(5)Active Directoryのユーザ数はいくつですか?

(6)first name, last name, emai以外で使用されているAttributeで、 GlobalRelayに取り込みたいAttributeを教えていただけますでしょうか。

(7)お客様の組織はaliases(エイリアス)を使用されていますか?
 たとえば、ユーザーが組織を辞めたときに、他のユーザーのエイリアスを再利用する可能性がありますか。

さらに、普段の1日当たりの送受信メッセージ数も確認させていただいております。
GlobalRelayをご契約いただいたお客様には、Cloud上にお客様専用のアーカイブサイトを構築しますが、ネットワークインタフェースを含め、より適切なサイトを構築するために必要な情報となりますので、ご協力をお願いいたします。

よりスムースにGlobalRelayを導入するために、必要に応じてこの記事をご覧になっていただければと思います。