近年、急速に利用を拡大しているOffice365。Office365には、コンプライアンス対応アーカイブ機能を謳うExchange Online Archivingをオプションとして加えることができます。
では、Office 365環境においてはGlobal Relayアーカイブの利用は不要なのでしょうか?
では、なぜOffice365環境においてもGlobal Relayアーカイブは広くお客様に使われているのでしょうか?
実はOffice365のアーカイブにはeDisccovery、コンプライアンス、各種訴訟対策のための利用において致命的な問題があります。今月は両者の機能の比較と、Office365環境におけるGlobal Relayアーカイブの有効性をご説明いたします。
企業のIT担当者は、Office365のアーカイブ機能について、特にeDiscovery、コンプライアンスにおける制限事項を正しく理解しておかないと、いざというときに役に立たないといった危険性があります。また販売パートナーの方々も、この点をきちんと理解し、お客様へのご提案にお役立て下さい。
まず、Global RelayアーカイブとOffice365のアーカイブ機能との比較表を下記に示します。
Office365のアーカイブ機能は、上表で示したように、eDiscoverやコンプライアンス用途で使用する場合、多くの制限事項が存在します。特に大きな問題点を下記に列挙します。
「Office365のアーカイブサービスを利用しているから安心だ」と考えていると、いざという時に困ってしまうケースが十分に考えられます。Global RelayのアーカイブサービスはOffce365ユーザにも、eDiscovery、コンプライアンスのための十分な機能を(Office365のアーカイブ機能を補完して)提供し、将来にもわたり継続可能なソリューションとなります。