テクニカルトピックス

【2024.11.12】SwivelのReporting機能について

 Swivelサーバ、Swivel CloudのReporting機能の概要をご説明いたします。
 Reporting機能には「Instant」、「Schedule」の2種類があります。「Instant」は即時実行し、必要に応じて実行結果をCSV/XMLファイルにエクスポートする機能で、「Schedule」は定期的にレポートを作成して管理者にメールで送付等を行う機能です。

<Reporting > Instant>

<Reporting > Schedule>

 それぞれ、レポートできる内容については同じですので、今回は、「Instant」の機能についてご説明いたします。
 まず、Swivelサーバ、Swivel Cloudの8080ポート管理画面に管理者権限でログインし、左のメニューから「Reporting」→「Instant」にアクセスします。(Scheduleの場合は「Reporting」→「Schedule」です。)
 次に「Select Report:」のプルダウンメニューを表示すると、出力したいレポートが選択肢として表示されます。レポートの内容によっては、さらにパラメタを指定する必要がありますので、その場合には、自動でメニューが追加表示されます。



レポートメニューそれぞれの意味を以下にてご説明いたします。

  • List all users
    「List all users」を選択して、「Run Report」をクリックすると、Swivelサーバ、Swivel Cloudに登録されているユーザが一覧表示されます。さらに「Export as XML」または「Export as CSV」をクリックすると、レポート結果をXMLまたはCSV形式でエクスポートできます。
  • List idle users since date
    特定の日付から、Swivelによる認証を使用していないユーザを一覧表示します。
    「List idle users since date」を選択すると、日付選択画面が標示されますので、「いつからログインしていないのか」知りたい日付を選択して、「Run Report」をクリックします。
  • List idle users by # days
    特定の日数Swivel認証を使用していないユーザを一覧表示します。
    このパラメタを選択した場合、「Report Parameters Idle days」欄に日数を入力する必要があります。これを入力せずに「Run Report」をクリックすると、「The value "" is not valid for report parameter Idle days.」というエラーになります。
  • User fall count and reset count
    全ユーザの認証エラー回数と、リセットPINを行った回数(≒ロックした回数)が一覧表示されます。
  • Latest connection for all users
    全ユーザの作成日時と、最後にログインを行った日時が一覧表示されます。
  • Users that have never logged in
    作成以来、一度もSwivelによるログイン認証を行っていないユーザを一覧表示します。
  • Allocated OATH Tokens
    ハードトークンを使用している全ユーザのToken IDと、トークンを割り当てた日時を一覧表示します。
  • Tokens and Import Date
    特定の日付より前にインポートしたハードトークンの一覧を表示します。
    このパラメタを使用する場合は、「Report Parameters Imported before」欄に「いつより前にトークンをインポートしたのか」という日付を指定する必要があります。
  • Number of logging for each user
    同じユーザが同時にログインに成功したことがある場合、そのユーザIDと回数を一覧表示します。
    これは、同じ管理者IDを複数の管理者で共用したり、複数の目的でSwivel認証を使用している場合等に、その実態把握に役立ちます。
  • 以上となります。

    「Reporting > Schedule」ではこれらのレポートを定期的に作成して管理者にメール送信したりすることができます。この「Schedule」機能に関しましては次項以降でご説明いたします。